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大成クラブ通信

「走り抜けた3年間 ~受け継がれるEsperanza~」

2018.06.29

ハンドボール部 平成30年度 東京都総体予選

結果

ベスト8決定戦  vs駒大  ○13-12(ベスト8進出!)

ベスト4決定戦  vs明星  ×14-33


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「まず、ここを一つ守ろう。そして、1点返そう。みんなで走ろう。」

もう何度繰り返した言葉だろう。もう届かない点差...。それでも選手達は、その言葉を互いに掛け合っていた。

6月10日(日)に本校体育館で行われた駒大との試合はまさに1点をめぐる死闘になりました。

常に先手を取ったのは駒大。
しかし、本校も慌てません。
後半、相手の退場を上手く使い、逆転に成功すると、わずかなリードを保ったまま、逃げ切ることに成功しました。

「駒大の諦めない姿勢は本当にリスペクトしました。でも、僕らにも負けられない理由があったんです。」

試合後、主将の増田君はこう語ってくれました。

「ベスト4に挑戦する」

これは関東予選が終わってから、チームの合い言葉でした。

しかも、相手は冬、春と胸を貸してもらい、何度も練習試合をしてもらった、あの「明星」。

選手たちは燃えていました。


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6月16日(土)新宿コズミックセンターで行われた明星とのベスト4決定戦は、
まさに3年間の集大成のような試合となりました。

序盤は、勢いに乗る本校は明星相手に果敢に挑みます。
GK岡田がスーパーセーブを見せれば、
CP木村も果敢にシュートを打ちます。
誰もが「互角に勝負できる...」。
そんな風に思っていました。

しかし、そこは昨年度王者の明星。
冷静さを取り戻すと、徐々にその差を広げていきます。

気付けば、その差は15点差になっていました。


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しかし、本校生徒は誰一人あきらめることはありませんでした。

試合に出ている選手はもちろん、スタンドで応援する下級生たちも、誰一人として、試合を捨てることはしませんでした。

ベンチからも、スタンドからもこんな声が聞こえてきました。

「DEFから走ろう。まずはここを守ろう。」

この言葉は3年間、言われ続けてきた言葉です。まさに大成高校ハンドボール部のスピリットでした。

試合が終わるその瞬間まで、本校生徒は1点を取りにいきました。


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試合終了とともに、両校の健闘を称え、降り注ぐ万雷の拍手に包まれる新宿コズミックセンター。
しかし、選手も、そしてスタンドで応援する本校ハンドボール部はやはり涙をこらえることができませんでした。

「明星はやはり強かったです。そして、やっぱりベスト4の壁は高かった。
でも、その壁に手はかけたと思います。
来年こそは、後輩たちがその壁を乗り越えてくれることを期待しています。」

涙に暮れながらも、
後輩たちにエールを送りながら、
3年生たちは爽やかにコートを去っていきました。

いつの日か、あの舞台へ...。大成高校ハンドボール部の物語は続きます。


[ハンドボール部]本校体育館に鳴り響く「チャント」 ~ハンドボール部、2年ぶりのベスト8進出!!~

2018.05.09

平成30年度 東京都高等学校ハンドボール春季大会 兼 関東大会都予選

結果

1回戦       vs都調布南   ○16-13

2回戦       vs都つばさ総合 ○25-9

ベスト16決定戦  vs都国立    ○21-11

ベスト8決定戦  vs専大附属   ○18-10(ベスト8進出!)

ベスト4決定戦  vs昭和第一   ×17-44


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大成高校体育館にチャントが響く。大成高校体育館が「歌声」で揺れる。


53日、ハンドボール部は関東予選ベスト8進出をかけて、ホームである本校体育館に専大附属を迎えました。
専大附属は
1回戦で強豪・都西を破り、直前の試合ではシード校・都小平を倒し、まさに勢いに乗る相手でした。
どっちが勝ってもおかしくない試合、
そして、
「今大会、注目の好カード」と目される試合でした。


しかし、そんな運命の一戦を、本校の「仲間」たちが背中を押します。
普段から一緒にグランドで切磋琢磨をし合う、サッカー部が全員で応援に駆け付けてくれました。
声の限りに歌うサッカー部のチャント(応援歌)がハンドボール部の背中を押します。



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「何よりもサッカー部の生徒たちが、声の限りに応援をしてくれたことが嬉しい。」


創部以来チームを率いる鳥羽先生ですら驚く、素晴らしいホームの雰囲気の中、チームは躍動します。
試合開始直後、先手を取られた本校ハンドボール部ですが、慌てませんでした。
主将である増田君を中心に粘り強いDEFでリズムを掴むと、
得意の速攻を繰り出し、
逆転に成功すると前半を
8-5で折り返します。
後半も歌声響く中、相手に一度も流れを渡すことなく、
18-10で勝利し、
2年ぶりのベスト8進出を決めました。


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 試合後も鳴り響くサッカー部の歌声の中、本校ハンドボール部は涙をこらえることができませんでした。
夏の私学大会でベスト
4に進出したものの、
秋の新人戦は
2回戦で惨敗。
一度はどん底まで落ちた自信を拾うが如く、
この冬は自らの可能性を信じ続け、走り続けてきました。


「努力は最後の最後に裏切らない。何よりもホームである本校体育館でベスト8に入れたことが本当に嬉しいです。」


そう語る主将の増田君の目にも光るものがありました。そんな彼をサッカー部のチャント(応援歌)が優しく包みました。


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まさに、「ホーム」。大成高校の生徒たちが持つ、底力を、優しさをそこに見ました。


翌日54日、明星高校体育館で行われた関東大会出場決定戦・昭和第一戦も本校ハンドボール部は果敢に挑みました。
しかし、そこはこの春に全国選抜大会に出場した昭和第一。
1枚も2枚も上でした。
結果は
17-44。完敗でした。
あと一歩のところで夢である関東大会出場を逃してしいました。
しかし、生徒たちからはこんな声が聞こえてきました。



「顔を上げよう。胸を張ろう。そして、もう一度このチームで、インターハイ予選でベスト
4に挑戦しよう。」


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57日(月)放課後の本校に、610日(日)に向えるインターハイ予選初戦に向けて走り出した本校ハンドボール部の声が響き渡っていました。
もう一度、ベスト
4に挑戦するために...。


やはり、大成高校ハンドボール部には逆境がよく似合う。雑草軍団の最後の勝負を、どうぞご期待ください。


【ハンドボール部】東西対抗戦観戦記 ~残り10秒の奇跡。~

2017.02.25

試合終了まで残り10秒。その一瞬、誰もが息をのみ、体育館は不思議な静寂に包まれた。

去る2月19日。今年度も本校アリーナにて東京都高体連ハンドボール専門部が主催する東京都東西対抗戦が行われました。東京都を東と西に分け、各校から16名ずつ選抜して、対決するこの大会は、いわば「オールスター戦」。高校生ハンドボーラ―にとっては憧れの舞台です。本校からも選手として2名が選出され、監督として本校顧問の鳥羽教諭、主務として、本校マネージャーの2名がチームに帯同しました。

現在、西選抜チームは7連敗中。「今年こそ」の思いで集まった16名は1、2月と練習を重ね、本番を迎えました。



試合は一進一退の攻防を繰り返します。共に東京を代表する選手が選抜されているチームです。豪快なミドルシュート、GKの圧巻なキーピング。体育館につめかけた多くの観客たちはそのプレーに魅了されます。

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本校から選出された2名の選手も躍動しました。試合前、監督の鳥羽教諭は「DEFだけなら一級品」そう評していた二人が西選抜チームを支えます。要所要所で東選抜のキープレーヤーを潰す役割を担った彼らはまさに影のMVPでした。

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同点のまま迎えた試合終了直前、それまでに西選抜チームのDEFを献身的に支えていた本校選手がファウルを取られ、退場します。1人減った西選抜チーム。まさに絶体絶命。しかし、そんな中チームではこんな声が飛び交っていました。

「絶対勝てる」「俺にボールを回せ」

ラスト10秒。会場中が固唾をのむ中、ウイニングショットを放ったのは西選抜チームでした。26-25。近年まれにみる好ゲームを制したのは、西選抜でした。

試合後、興奮した面持ちで後片付けをする本校ハンドボール部の1年生の姿が体育館にはありました。「来年は自分たちもあの舞台に立ちたいです。」口を揃えてそう話す彼らは、翌日から練習に取り組んでいます。

物語は来年へと続きます...。



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【ハンドボール部】初陣 ~秋への試金石~

2016.09.12

平成28年度 東京都私学大会 報告


≪結果≫

2回戦     vs 城西大城西  ○14-9

ベスト8決定戦  vs 創価     ○18-9

ベスト4決定戦  vs 日体荏原   ○17-9

(ベスト4進出 大会は雨天の予定のためここで打ち切り。優秀校選出)



 「このまま終わっていいのか?」



2回戦が終わり、新チームの主将はチームを叱責していた。

第5シードとして登場した新チームの初戦、城西大城西との試合は経験のなさを露呈する試合であった。

ちぐはぐな攻撃、足が動かないDEF。しかし、何よりも情けなかったのは劣勢に立たされた時に鼓舞する者もそこには居なかったこと。



「戦う気持ちに欠けていました。何よりも絶対に勝つという気持ちが足りなかったです。本当に情けない。」



試合後、主将はそう語ってくれました。


しかし、そんな主将の熱い想いはチームメイトに届きます。この夏、苦しい時も辛い時も共に乗り越えてきた仲間がそんな主将の熱い想いに応えないはずはありません。チームはそこから甦りました。


迎えたベスト4決定戦。相手は第4シードである日体荏原。奇しくも昨年度のこの大会で先輩たちが負けた相手です。燃えない理由はありませんでした。チームは躍動します。アクティブなDEFから次々と速攻を繰り出す本校に相手は翻弄されます。終わってみれば、第4シード相手に8点差をつけ、初のベスト4へ進出を果たしました。

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「日体荏原に勝てたことは自信になりました。けど...、そこまでがあまりにも悪すぎでした。秋はこれでは勝てないと思います。もう一度、チーム全員で走りなおします。」



目標が高いからこそ、現状に満足はしない。

翌日、すでに秋の大会を見据え、走り始めた本校ハンドボール部。



「今年こそ...。」


夢まだ半ば。彼らは、ここからどんな「物語」を紡いでくれるのか...。

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【ハンドボール部】威風堂々 ~貫いた真っ向勝負、走り抜けた3年間~

2016.06.18

平成28年度 東京都総体予選報告

≪結果≫

ベスト8決定戦  vs都小平 ○20-8(ベスト8進出!)

ベスト4決定戦  vs明星  ×22-47



「真っ向勝負」

昨年度覇者・明星をホームに迎え、本校ハンドボール部が選んだ作戦はまさに真っ向勝負でした。



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6月11日(土)に新宿スポーツセンターで行われた都小平とのベスト8決定戦後、翌12日(日)に行われる明星戦を見据え、念入りなミーティングが行われました。相手はあの「明星」。いかに考えたとしても、相手に分があるのは誰もがわかっていました。「走り合ったら勝つ可能性は限りなく低い...。でも、自分たちは走ることしかできない...。」全員がそういう思いだったのではないでしょうか。でも、そんなチームの迷いや不安を払拭したのは、やはり3年生たちの勇気と決断でした。





主将の千葉君が語りかけます。

「みんなの不安な気持ちはわかる。相手はあの明星。でも、試合をするのはホーム・大成高校体育館。俺たちの汗と涙が込められたあの体育館で試合をする限り、きっと神様は見方をしてくれるはず。3年間やってきたことを信じよう。3年間やってきたことを明星にぶつけよう」



戦術は決まりました。「真っ向勝負」。生徒たちは走ることを選択したのです。

迎えた6月12日(日)。本校体育館には本校ハンドボール部の背中を押すが如く、大応援団が詰めかけます。サッカー部を始め、普段から一緒に切磋琢磨し合う部活動の仲間たち。クラスの友人、先生、保護者の方々。体育館は完全ホームの雰囲気に包まれ、試合のホイッスルが鳴りました。



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先手を取ったのは明星。本校選手のミスを見逃さず、次々と速攻を繰り出す中、本校は防戦に回ります。1-6と5点差が離れたところで、たまらずタイムアウト。しかし、明星の流れを断ち切ることができません。前半は防戦一方に回り、12-27で折り返します。15点差...。厳しい点差がつけられてもなお、本校ハンドボール部は諦めません。

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「もう一度、必ず流れが来る。その時まで我慢しよう。走りきろう。」





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後半、最後の力を振り絞るように本校ハンドボール部は走ります。しかし、そこは王者・明星。一度掴んだ流れは手放しません。じわじわと点差を離され、気づけばラスト5分。点差はすでに20点差がついていました。それでもなお、果敢に1対1を挑み、明星ゴールに迫る本校ハンドボール部に詰めかけた観客からも懸命な応援が響きます。「60分間はあっという間だった...。」やりきった60分間でした。

「明星は本当に強かったです。でも、悔いはありません。ベスト8シードも後輩たちに残せました。3年間走り切った仲間たちを誇りに思います。」

主将の千葉君は試合後、そう語ってくれました。



「僕たちの叶えられなかった夢は後輩たちが叶えてくれるはずです。」



威風堂々。3年生たちは今その「冒険」を終え、胸を張り、コートを去りました。

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