HOMEニュース&トピックス大成クラブ通信 > 女子硬式テニス部

大成クラブ通信

【女子テニス部】全国選抜高校テニス大会(団体戦)1回戦 速報

2019.03.26

3/21(木)に行われた全国選抜高校テニス大会団体戦1日目。

初戦の相手は秋田県代表、聖霊女子短期大学附属高校です。


試合はS1→D1→S2→D2→S3の順に行われます。


写真① - コピー.JPG



《S1 金津 (1年生)》


2018年近畿インターハイ団体出場している代表選手である。

シングルスNo1選手としてこのチームを支えてくれている期待の1年生である。

今大会、肘の痛みを抱えている状態であり本調子ではない。

第1ゲーム、6回のデュースが続く。

立ち上がりどちらもミスが続き、なかなかゲームをとることができず緊迫した雰囲気。

ブレイクチャンスが3回あったものの、最後は金津のストロークがアウト。

右肘を気にする場面がみられ、チャンスを活かすことができなかった。

続く第2ゲーム、難なくサービスキープして1-1と追いつく。

序盤から勢いにのりたい金津。

得意のストロークで攻めていくがラリー戦になると先にミスをしてしまい、相手にポイントを許してしまう。

クロスラリーからチャンスをつくり浮いたボールをたたいて決める金津のゲーム展開に持ち込みたいが、

相手の返球が深いためなかなか決めきれずカウント1-2。

続く第4ゲーム、金津の甘くなったサービスを逃さず相手のリターンが深く入り、攻め込まれる金津。

このゲームをブレイクされて1-3。相手のキープで1-4と苦しい展開となる。その後、1ゲーム取り返すものの、2-6ゲームセット。



《D1 鳴島・小島(1年生)ペア》


小学生の時から組んでいる2人。

大成のダブルスNo1、気迫あふれるプレーと抜群のコンビネーションで数々の試合で勝利、チームをここまで牽引してくれている。

第1ゲーム 左利きの鳴島サーブからスタート。

序盤から前衛小島の動きが際立って良い。

鳴島のサーブからつくられたチャンスを逃さずボレーで決める小島は、

リーチが長いほうではないが俊敏な動きと正確かつ強烈なボレーによって相手にプレッシャーをかけている。

最後は強気に出たポーチで決めてキープする。

お互いのサービスキープが続き、迎えた第4ゲーム。

鳴島リターンでブレイクチャンス。

正確なリターンと安定したストロークで小島にチャンスをもたらす鳴島。

相手の素速いストロークを小島がブロックボレーできめてブレイクに成功し、3-1とリードする。

続く鳴島のサービスゲーム、左利きのサーブを効果的に利用して、最後はサービスノータッチエース。

このゲームは難なくキープし4-1となる。

続く第6ゲームも勢いがとまらない2人。

ブレイクして5-1とし4ゲームリードする。

大成に流れがきた。

このままの勢いでゲームをとりたいところ。

しかし、勝ち急いでしまい、イージーミスが続いてしまう2人。

その後ブレイクを許し2ゲーム連続でとられゲームカウント5-3。

迎えた第9ゲームは鳴島のサーブであるが、いきなりダブルフォルト。

じわじわと相手に追いつかれている中のサーブ、鳴島の緊張感が伝わってくる。

打つ前にトスを何度かあげてホームの確認をする鳴島。

一方で、前衛小島の足の動きが変わっている。

果敢に攻めていた序盤の動きとは異なり、その場でステイしてボールを待っている様子。

本当に緊迫した雰囲気である。

鳴島のファーストサービスがなかなか入らず、セカンドサービスを狙われ相手のリターンに攻められる。

しかし、前衛小島の落ち着いたプレーにより着実にポイントをとり鳴島をフォローする。

息の合った2人、勝負強さを最後に見せてくれた。

鳴島のサーブが決まり、6-3で大成勝利。



《S2 高橋(1年生)》


金津とペアを組み2018年近畿インターハイ団体出場している代表選手である。

高橋サーブからスタート。

立ち上がり落ち着いたプレーができているが、いきなりブレイクを許し0-1。

高橋はチームの中で最も早くアップをはじめていた。

会場にバスが到着したらすぐさま外に出て、小雨の中フォームの確認や足の動きを念入りに確認している姿が見受けられた。

続く第2ゲーム、2回目のブレイクチャンスをものにし、1-1と追いつく。

第3ゲーム、安定したストロークを活かし、最後はサービスエースで2-1キープ成功。

相手のストロークで左右に振られる場面が何度もあったが、高橋は軸がしっかりしておりなかなかぶれることのない選手であり、

またミスをしたらフォームの確認を毎回行い、落ち込まず切り替えて次のポイントに入ることができる選手である。

しかし相手も当然強く、簡単にはポイントをとることはできない。

2本のブレイクチャンスを掴んでいたが、相手にキープを許す。

やられたらやり返す、お互い一歩も引かない展開でありゲームカウント2-2。

第5ゲーム、2本のダブルフォルトをしたが、なんとかキープして3-2とする。

第6ゲーム、40-30高橋リード、再びブレイクチャンス。

ここで取れれば4-2とリードできる。

リードしていれば気持ちも楽になるが、惜しくも逃し3-3とイーブンのまま。

迎える第7ゲーム、相手もブレイクしたいところ。

攻めてくる相手、2ポイント連続でとられ0-30。

さらに高橋のサーブはダブルフォルトで0-40、追い込まれる高橋。

3本のブレイクチャンスを握られる。

とられたらどうしよう、そんなことを脳裏に浮かべてプレーをしているのだろうか。

しかしさすがは全国プレーヤーの高橋、2本取り返して30-40とする。

このゲーム、応援の熱も最高潮に達する。

ここまで部長としてチームを支えてきた芳賀の応援は、昨年度の加藤選手を思い出させる。


写真② - コピー.JPG


第6ポイント目、ラリー戦を制し、40-40デュース。

追いつく高橋。

先行したいところだが、なんとここで相手コートからボールが入ってきた。

大事な局面でこういうことが起こる。

レットはかからず、アドバンテージレシーバー。

しかし高橋は全く動じない。

むしろ、相手のショットに対して称賛している様子である。

最後は、高橋のストロークがわずかにネットし、ブレイクされる。

3-4と相手にリードされている中、第8ゲーム目。

ここをとられればあとはなくなる。

立ち上がり、相手のダブルフォルトで15-0高橋リード。

2ポイント目は、15本の長いラリー戦を制し30-0とさらにリードする。

相手の2本目のダブルフォルトにより40-0。

高橋のブレイクチャンスが3本ある中、強気のプレーをみせる相手により左右に振られる高橋。

1ポイントとられ40-15。

続くポイントでは、相手のセカンドサービスに対して高橋はコート内に入りリターンをしようとプレッシャーをかけるがわずかにアウトして40-30。

まだチャンスはある。

あと1本。

この1本をものにできれば...。

リターンを丁寧に相手の真ん中へ返球、ラリー戦に持ち込む高橋。

最後は高橋の強烈なフォアハンドストロークが決まりブレイクに成功。

ゲームカウント4-4と再びイーブン。

やったらやり返す、高橋の表情からは感じれない気の強さが垣間見えるゲームであった。

続く第9ゲーム、0-15、0-30、リードされるが強気に攻める高橋。

1本取り返し15-30。

相手のリターンミスにより30-30。

続く第5ポイント目、長いラリー戦を制したのはやはり高橋であった。

身体の軸がぶれない、気持ちもぶれない、1年生ながら強靭なメンタルの強さである。

そして、40-30ゲームポイント。

相手のボールがサイドアウト、と思いきや際どいジャッジ、40-40デュース。

1本とられ、アドバンテージレシーバー。

高橋の強烈なバックハンドストロークが深く決まり再びイーブンとする。

本当にどちらも一歩も譲らない。

そしてアドバンテージ高橋。

きた!高橋!ここは1本でキープしたい。

「頼む高橋!」そんな心の声が大成サイドから聞こえてきている。

相手サイドからも聞こえてくる心の叫び。

迎えた大事な大事なゲームポイント。

相手のボールがアウト、高橋キープ成功。

5-4リードで迎えた第10ゲーム、ここで決めたい高橋。

攻め続ける高橋、30-0とリード。

さらに、相手のボールがネットし40-0とリードする。

3本のチャンスはあるが、1本で決めたいところ。

相手のあまくなったボールを逃さなかった。

高橋のバックハンドストロークが深く入り、相手のボールがわずかにネットしてゲームセット。

6-4で高橋勝利。



《D2 佐藤(2年生キャプテン)・岡村(1年生)ペア》


岡村は2月にアメリカでテニスを学んできた。

最近になって入部当初から大きな成長がはっきりとみえる選手である。

一方、このチームを率いるチームキャプテン佐藤。

昨年の全国選抜大会に引き続き2回目の出場である。

昨年の悔しい思いをバネにこの1年練習に励んできた。

ここでの勝利により、大成チームを初戦突破へと導くことができる。

なんとか初戦突破したい、させたい、そんな想いがひしひしと伝わってくるプレーを見せてくれた。


写真③ - コピー.JPG


相手サーブからスタート、15-40とリードされ0-1とする。

続く第2ゲームは岡村サーブ。

前日の練習において、サーブに不安を抱えている姿がみられた。

全体練習後、自分のサーブを何度か確認している様子が見受けられた。

立ち上がりなかなか思うようにサーブが入らない。

2本のダブルフォルトもあり0-2とリードされてしまう。

続く第3ゲームも相手にとられ0-3。

なんとか流れを変えたい第4ゲーム目は先輩佐藤のサーブ。

佐藤のサーブでチャンスをつくりポイントをとりたい。

しかし、2本のダブルフォルトで0-30とリードされる。

今まで感じなかった風の影響からか、トスが安定せずミスが続く。

このままゲームをとられてしまうのか。

しかし、さすが佐藤、深くて良いコースにサーブが入り岡村のボレーが決まる。

さらに、佐藤のサーブが決まり30-30と追いつく。

続く第5ポイント目。

佐藤の持ち前の綺麗なフォームから生み出される正確なクロスストロークでラリー戦に持ち込む。

しかし相手は全国プレーヤー、ネット前10㎝ほどか、しっかりと前につめている。

佐藤のクロスストロークが読まれ、相手の前衛につかまるが、幸い僅かにアウト。

このチャンスを活かしたい。

最後は岡村のボレーがきまりキープ成功。

やっととれた1ゲーム、流れをつかみたい。

1-3で迎えた第5ゲーム、いきなり相手の前衛につかまり0-15、0-30。

なかなかリズムをつかむことができない。

その後、なんとか1ポイントはとるものの、キープを許す。

個々人の技術力にさほど差は感じられなかったが、「ダブルスの動き」に関しては相手の方が上手であった...。

続く第6ゲーム、岡村サーブ。

相手のリターンミスなどに助けられ、キープ成功。

これでゲームカウント2-4とする。迎える第7ゲーム。

ここでブレイクしたい。

なんとかしてとりたい。

岡村と同時期にアメリカにテニスを学びに行った岩田の応援は、際立って熱が入っていた。

クロスラリーが続く中、相手の前衛がやはりプレッシャーをかけてくる。

なかなかストレートに切り返すことができずに2-5とさらにリードされる苦しい展開となる。

続く佐藤サーブの第8ゲーム、40-0とリードしていたがキープすることができずゲームセット。

2-6でD2を落とし、セットカウント2-2となる。



《S3谷本(2年生エース)》


セットカウント2-2でまわってくることが非常に多い。

谷本の勝敗によってチームの勝敗がきまる。

大きな重圧がかかっている中での試合は、チームのなかで最も多くこなしてきている谷本。

どんなことがあっても動じない性格がプレーにも表れている。

表情をあまり変えず、声もあまり出さず、冷静沈着なプレーをして勝利する谷本。

今回もその粘り強さをやはりみせてくれた。

第1ゲーム谷本サーブ、難なくキープして1-0と先行。

相手との力の差はあったものの、際どいジャッジに対しても、落ち着いて乗り越える谷本。

すぐに切り替えてプレーすることができる選手である。

審判をしてくれている生徒も緊張しながら必死である。

セルフジャッジではないので、自分自身が打ったボールがインかアウトかは審判のジャッジに委ねられる。

終始落ち着いたプレーにより1ゲームも許すことなく6-0で勝利を飾った。

聖霊女子短期大学附属高校との試合は3-2で大成高校の勝利。

見事初戦を突破した。

勝利が決まった瞬間、校長先生からお祝いの電話をいただきました!


写真④ - コピー.JPG


次は2回戦、昨年度今大会準優勝をしている強豪校「仁愛女子高校」との対戦となります。


【女子テニス部】関東選抜高校テニス大会 1日目

2018.12.25

12/24(月)、千葉県にて関東選抜大会が行われました。

この大会は全国選抜の関東地区大会も兼ねています。


1日目は4対抗によるリーグ戦です。

試合はS1→D1→S2→D2→S3の順で進行しました。


大成のメンバー9名は

S1に金津(1年)、D1に小島・鳴島(1年ペア)、S2に高橋(1年)、D2に佐藤(優)・岡村(2年・1年)、S3に谷本(2年)、控えに芳賀(2年)と岩田(1年)です。

写真①.JPG


初戦の相手は茨城県の竹園高校。

一番手の金津は緊張からか思うようにプレーが出来ず、第1試合を落としてしまいます。

同時に始まった小島・鳴島ペアの試合は対称的に終始笑顔でプレーをし、見事6-0で勝利を収めました。

その後も高橋と谷本は終始落ち着いたプレーで、佐藤・岡村ペアは積極的にボレーを打ち、スピード感溢れる試合展開でそれぞれ勝利しました。

結果4-1で見事初戦をものにしました。


続く2戦目は群馬県の共愛学園。

1試合目の金津は少し落ち着きを取り戻し、試合を進めていきました。

両者一歩も譲らない試合展開でしたが、最後は気持ちのこもったプレーの末、見事7-5で勝利します。

続く試合、高橋は勝利するもダブルス2組が負けてしまい試合カウント2-2で谷本にまわってきます。

厳しいショットもうまく拾う相手に対し、長いラリーが多い試合です。しかし焦らずチャンスを待った谷本が見事勝利を収めました。

結果3-2で2戦目も勝利します。


最後の3戦目。相手は埼玉県の秀明英光高校です。

同時に始まった金津と小島・鳴島ペアの2試合を落してしまい、0-2と苦しい立ち上がりでした。

3試合目の高橋は相手との実力が拮抗したハイレベルな試合を展開します。

ここを落とすと負けが確定してしまう試合のため、応援に来た部員はより一層声を張り上げます。

それに応えるように熱のこもったプレーをする高橋。

最後は見事6-3で高橋が勝利しました。

続く佐藤・岡村ペアは相手を圧倒し、またもや2-2で谷本にまわってきます。

この試合勝利すれば、リーグ1位が決まります。

これまで落ち着いてプレーをしてきた谷本ですが、ストロークがネットにかかるシーンが多く、5ゲーム目を終えて1-4と苦しい試合展開でした。

しかし続く6ゲーム目を取ると、徐々に調子を取り戻します。

そこから4ゲームを連取し逆転に成功すると、その勢いのまま7-5で勝利し、大成の3勝目を決めてくれました。

写真②.JPG


以上の結果を受け、全国選抜の切符を手に入れることが出来ました。

3勝することが出来たのは、応援に来てくださった保護者の方々、ときには選手を励ましときには選手を鼓舞した他の部員のおかげです。

また、今回出場は出来ませんでしたが、ベンチから選手を勇気づける言葉をかけ続けた控えの芳賀と岩田や、審判員としてスムーズな試合を進行してくれた1年の伊藤と下井にも感謝したいです。

写真③.JPG


試合は25日、今回のリーグ戦結果により関東選抜優勝を決める1位トーナメントに出場します。


私学団体戦

2018.11.30

先日11/23(金)、私学事業団総合運動場にて私学テニス団体戦の準決勝・決勝に参加しました。

ダブルス3組、シングルス2組の順で試合は行われました。

準決勝では成蹊高校との対戦でした。

1試合落としたものの、先に3試合勝利し見事決勝へコマを進めました。

決勝では東京高校との対戦でした。

ダブルスでは1勝2敗と苦しい展開でしたが、シングルスで2試合勝利し見事優勝を果たしました。

この結果、1月末に行われる全国私学への出場が決まりました。

全国私学に向けて、さらにチームワークを高め日々練習をしていきます。


私学団体女子.JPG


【女子テニス部】インターハイ個人戦
~最後の大会~

2018.08.17

初戦の相手は磐城高校(福島)の種田さん。

ゲームは相手サーブから始まった。

1ゲーム目・2ゲーム目はお互いにブレイクして始まる。

3ゲーム目から鈴木が魅せる。

相手が触れないショットをストレートに打ち0-15。

その後も各ゲーム1ポイントずつしか相手に取らせないゲームが5ゲーム目まで続く。

4-1で迎えた第6ゲーム。

鈴木のサーブで始まるこのゲームは積極的にサーブで攻め、

なんと1ポイントも取らせずキープする。5-1。

このままいけると本人も会場全体も思っただろう。


しかしここはインターハイ。

このままで終わらせるような相手ではない。

次の第7ゲームを、逆に鈴木に1ポイントも取らせずにキープし、流れを徐々に取り戻す。

鈴木は第9ゲーム目に1ゲーム取るが、相手に押され6-5で11ゲーム目を終える。

鈴木はあと2ゲーム。

相手はあと3ゲーム。

次のゲーム、どちらが取るか。

迎える第12ゲーム目。

サーブは鈴木。

力が入り、1ポイント取られる。0-15。

ここで取られると、一気にやられるかもしれない。

「絶対にこのゲームを取る」という強い気持ちをボールに込める。

1ポイント返し15-15。

この勢いで一気に3連続ポイント。


このゲームを制した。

続く第13ゲーム。

このゲームをとれば、勝利である。

当然力が入る場面だが、最後まで力強いテニスでこのゲームを取り、見事初戦突破を果たした!


DSC_3948.JPG


続く2回戦では柳川高校(福岡)の草野さんと対戦。

初戦の勢いのまま勝ってほしいところではあったが、残念ながら1-8で負けてしまい、2回戦突破とはならなかった。


しかし鈴木は最後まで自分らしいテニスを貫いた。

その姿勢は、将来インターハイを目指す他の部員達の活力になっていくだろう。


【女子テニス部】インターハイ団体戦
~選手たちの物語~

2018.08.04

団体戦はダブルス一つとシングルス二つで、各試合8ゲーム先取で行われる。


初戦の相手は、大阪1位の大商学園高校。

インターハイ5年連続6回目の出場である強豪校である。

写真①.jpeg

いつもと同じく応援組との円陣で試合に入った。

写真②.jpeg



◇ダブルス◇


出場は1年生ペアの金津・高橋。クラスも同じでコンビネーションは抜群。

ここで勝利し、よい流れでシングルスに繋げたい。

写真③.jpeg

ゲームは相手サーブからスタート。

1ゲーム目からお互い譲らず、なんとデュースが6度続く。

大事な1ゲーム目。

応援も初めから熱が入り、会場の雰囲気を大成カラーに変えた。

このゲームを見事ブレイクし、1ゲーム目を制した。

その後は1度ブレイクされるが、

お互いキープを繰り返し3-3で迎えた第7ゲームから試合の流れが変わる。

第7ゲームをブレイクされ3-4となり、続く第8ゲームはキープされ3-5。

流れは相手に傾き始める。

3-5で相手サーブの第9ゲームを迎える。

順調にポイントを重ね15-40でリードする。

ここは絶対に取りたいところ。

しかしそれは相手も同じ。

長いラリーが続く。

ボールを打つ音だけが聞こえる。

最後は高橋のショットで決め、見事ブレイク!

そのままの流れで続くゲームも取り、見事追いつき5-5とする。


その後お互い1ゲームずつ取り、6-6で迎えた第13ゲーム目。

ここで金津が果敢に攻め、ボレーで2ポイントを取り勢いに乗る。

しかし、相手はインターハイ常連校。

簡単にはゲームを取ることができず、デュースまで持ち込む。

しかし金津は攻めの姿勢を崩さない。

前衛の選手を恐れず、強気の返球をみせ、このゲームを見事ブレイクする。


迎えた第14ゲーム目。

このゲームをとれば勝利である。

緊張する場面だが、最後は圧巻であった。

相手のミスで15-0。

金津が相手の前衛を、鋭いストロークで鮮やかに抜き30-0。

金津がストロークで決めれば、高橋はボレーで決める。

相手の甘い返球を見逃さず、40-0。

ついにマッチポイント。

最後は金津の強烈なフォアハンドで相手のミスを誘い、見事勝利した。



◇シングルス1◇


出場は3年生の鈴木。

最後の大会がいよいよ始まる。

相手選手は、3年連続で単複出場しているエース西田さん。

鈴木にとって苦しい試合となることは間違いない。

写真④.jpeg


ベンチに入ったのは3年加藤。

5番手の加藤は、東京都予選からチームを裏方で支え続けた。

一度も試合に出場することはできなかったが、笑顔を絶やさずチームを支え続けている。

テニス選手にとって、自身の出番がこないことはどれほど辛いことか。

そんな姿を表には一切出すことはなかった。

チームが勝利したときにはメンバーと心から喜ぶ表情を見せていた。

チームにとって決して欠かせない存在であり、彼女のおかげでここまで来たといっても過言ではない。

写真⑤.jpeg


第1ゲームは鈴木のサーブから始まる。

1本目から、両者の思いがぶつかったラリーが続く。

長いラリー。

その数14本、制したのは相手選手。

その後スライスなどを効果的に使うもののブレイクされ、0-1で1ゲーム目を終える。


続く第2ゲーム。

今度は逆に鈴木がブレイクし、1-1。

鈴木の強烈なフォアハンドが決まれば、相手も同じように強烈なフォアハンドで打ち返す。

そんなゲームが続き、なんとお互いブレイクを繰り返し2-3で5ゲーム目を終える。


迎えた第6ゲーム。

相手のサーブで始まる。

ここもブレイクをしたいところ。

一方で相手はキープをしてリードしたい。

両者の気持ちがぶつかり、デュースとなる。

良いリターンで相手のミスを誘い鈴木のアドバンテージ。

しかしここでミス。再びデュース。

今度は相手のアドバンテージ。

絶対に渡すものかと気持ちの乗ったストロークで、相手のミスを誘い再びデュース。

ゲームを取る1ポイントが遠い。

合計4度のデュースを制したのは相手だった。

この試合初めてのキープ。2-4でリードされる。

応援もベンチの加藤も懸命に励まし、なんとか気持ちを切り替える鈴木。


鈴木のサーブで始まる第7ゲーム。

強烈なセカンドサーブを決め15-0。

その後2ポイント取られ、15-30。

隣ではダブルスが7-6で逆転をしていた。

絶対にキープしたいこのゲーム。

サービスエースで30-30。

続けて2ポイントを取り、鈴木にとっては初のキープで3-4とする。

その後もサーブを中心に攻めていくが4ゲーム連取されてしまい、残念ながら試合には負けてしまった。


しかしこれは団体戦。

最初に始まったダブルスが見事勝利したので、まだ決着はついていない。

鈴木が向かったのは、同学年の高橋が試合をしているベンチであった。



◇シングルス2


出場は3年生の高橋。

高校最後の大会が始まる。

写真⑥.jpeg


隣では同じく3年生の鈴木が試合を行っている。

苦しい立ち上がりだった。

自らのサーブで始まった1ゲーム目を先取され、その後も2ゲームを取られ0-3となる。

緊張からかボールがうまく走らない様子だ。


続く第4ゲーム。

相手サーブではあるが、このゲームは何としても取りたいところ。

応援する生徒達も精一杯声援を送る。

初めから長いラリーが続く。

見事制し0-15とする。

その後も徐々に本来の調子を取り戻し、15-40とする。

しかし相手も譲らない。

2ポイント取られデュースとなる。

相手がさわれないショットをこちらが打てば、相手も同じようなショットを打つ。

5度のデュースを経て、こちらのアドバンテージ。

強いショットをお互い打ち合う。

ここで相手も観客も予期しなかったドロップショットを打つ。

これには相手も間に合わず、見事このゲームを制す。

続くゲームは取られるものの、その後はサービスエースなどもあり、3ゲームを連取し4-4で追いつく。


試合の途中、隣で戦っていた鈴木が負けてしまう。

よって高橋が勝てば初戦突破、負ければ初戦敗退である。

しかし戦っているのは彼女だけではない。

出場している選手、応援にきた生徒、保護者、監督、顧問も一緒に戦っている。

そして負けてしまった鈴木も自らベンチに入り、一番近くで声援を送る。

その後もお互い譲らない。両者の実力は拮抗している。


14ゲーム目を高橋が取り7-7とする。

先に2ゲームを取った方の勝利。

15ゲーム目を無事キープし、迎えた第16ゲーム。

両校だけでなく、他の学校や記者も注目している。

精一杯声をだし応援する人、固唾をのんで見守る人など様々である。

15-40で高橋のマッチポイント。

高橋が打ったショットは、ライン付近に落ちる。

インかアウトか。一瞬会場が静まる。

判定はラインぎりぎりでイン。


見事勝利をおさめ、団体戦初戦を勝利で飾る。

最後はベンチにいた鈴木と抱き合った。

写真⑦.jpeg



続く2回戦は、沖縄県代表の沖縄尚学高校との試合であった。

ダブルスはシーソーゲームであったが、最後は7-9で負けてしまった。


シングルス1も5-8で敗れ、残念ながらベスト16には届かなかった。

しかし最後まであきらめず、大成高校テニス部らしいチーム力が発揮された、最高の大会であった。


残るは個人戦。3年鈴木が本当に最後の大会に挑む!