HOMEニュース&トピックス大成クラブ通信【女子テニス部】インターハイ団体戦~選手たちの物語~ 2018.08.04

大成クラブ通信

【女子テニス部】インターハイ団体戦
~選手たちの物語~

2018.08.04
【女子テニス部】インターハイ団体戦<br>~選手たちの物語~

団体戦はダブルス一つとシングルス二つで、各試合8ゲーム先取で行われる。


初戦の相手は、大阪1位の大商学園高校。

インターハイ5年連続6回目の出場である強豪校である。

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いつもと同じく応援組との円陣で試合に入った。

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◇ダブルス◇


出場は1年生ペアの金津・高橋。クラスも同じでコンビネーションは抜群。

ここで勝利し、よい流れでシングルスに繋げたい。

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ゲームは相手サーブからスタート。

1ゲーム目からお互い譲らず、なんとデュースが6度続く。

大事な1ゲーム目。

応援も初めから熱が入り、会場の雰囲気を大成カラーに変えた。

このゲームを見事ブレイクし、1ゲーム目を制した。

その後は1度ブレイクされるが、

お互いキープを繰り返し3-3で迎えた第7ゲームから試合の流れが変わる。

第7ゲームをブレイクされ3-4となり、続く第8ゲームはキープされ3-5。

流れは相手に傾き始める。

3-5で相手サーブの第9ゲームを迎える。

順調にポイントを重ね15-40でリードする。

ここは絶対に取りたいところ。

しかしそれは相手も同じ。

長いラリーが続く。

ボールを打つ音だけが聞こえる。

最後は高橋のショットで決め、見事ブレイク!

そのままの流れで続くゲームも取り、見事追いつき5-5とする。


その後お互い1ゲームずつ取り、6-6で迎えた第13ゲーム目。

ここで金津が果敢に攻め、ボレーで2ポイントを取り勢いに乗る。

しかし、相手はインターハイ常連校。

簡単にはゲームを取ることができず、デュースまで持ち込む。

しかし金津は攻めの姿勢を崩さない。

前衛の選手を恐れず、強気の返球をみせ、このゲームを見事ブレイクする。


迎えた第14ゲーム目。

このゲームをとれば勝利である。

緊張する場面だが、最後は圧巻であった。

相手のミスで15-0。

金津が相手の前衛を、鋭いストロークで鮮やかに抜き30-0。

金津がストロークで決めれば、高橋はボレーで決める。

相手の甘い返球を見逃さず、40-0。

ついにマッチポイント。

最後は金津の強烈なフォアハンドで相手のミスを誘い、見事勝利した。



◇シングルス1◇


出場は3年生の鈴木。

最後の大会がいよいよ始まる。

相手選手は、3年連続で単複出場しているエース西田さん。

鈴木にとって苦しい試合となることは間違いない。

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ベンチに入ったのは3年加藤。

5番手の加藤は、東京都予選からチームを裏方で支え続けた。

一度も試合に出場することはできなかったが、笑顔を絶やさずチームを支え続けている。

テニス選手にとって、自身の出番がこないことはどれほど辛いことか。

そんな姿を表には一切出すことはなかった。

チームが勝利したときにはメンバーと心から喜ぶ表情を見せていた。

チームにとって決して欠かせない存在であり、彼女のおかげでここまで来たといっても過言ではない。

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第1ゲームは鈴木のサーブから始まる。

1本目から、両者の思いがぶつかったラリーが続く。

長いラリー。

その数14本、制したのは相手選手。

その後スライスなどを効果的に使うもののブレイクされ、0-1で1ゲーム目を終える。


続く第2ゲーム。

今度は逆に鈴木がブレイクし、1-1。

鈴木の強烈なフォアハンドが決まれば、相手も同じように強烈なフォアハンドで打ち返す。

そんなゲームが続き、なんとお互いブレイクを繰り返し2-3で5ゲーム目を終える。


迎えた第6ゲーム。

相手のサーブで始まる。

ここもブレイクをしたいところ。

一方で相手はキープをしてリードしたい。

両者の気持ちがぶつかり、デュースとなる。

良いリターンで相手のミスを誘い鈴木のアドバンテージ。

しかしここでミス。再びデュース。

今度は相手のアドバンテージ。

絶対に渡すものかと気持ちの乗ったストロークで、相手のミスを誘い再びデュース。

ゲームを取る1ポイントが遠い。

合計4度のデュースを制したのは相手だった。

この試合初めてのキープ。2-4でリードされる。

応援もベンチの加藤も懸命に励まし、なんとか気持ちを切り替える鈴木。


鈴木のサーブで始まる第7ゲーム。

強烈なセカンドサーブを決め15-0。

その後2ポイント取られ、15-30。

隣ではダブルスが7-6で逆転をしていた。

絶対にキープしたいこのゲーム。

サービスエースで30-30。

続けて2ポイントを取り、鈴木にとっては初のキープで3-4とする。

その後もサーブを中心に攻めていくが4ゲーム連取されてしまい、残念ながら試合には負けてしまった。


しかしこれは団体戦。

最初に始まったダブルスが見事勝利したので、まだ決着はついていない。

鈴木が向かったのは、同学年の高橋が試合をしているベンチであった。



◇シングルス2


出場は3年生の高橋。

高校最後の大会が始まる。

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隣では同じく3年生の鈴木が試合を行っている。

苦しい立ち上がりだった。

自らのサーブで始まった1ゲーム目を先取され、その後も2ゲームを取られ0-3となる。

緊張からかボールがうまく走らない様子だ。


続く第4ゲーム。

相手サーブではあるが、このゲームは何としても取りたいところ。

応援する生徒達も精一杯声援を送る。

初めから長いラリーが続く。

見事制し0-15とする。

その後も徐々に本来の調子を取り戻し、15-40とする。

しかし相手も譲らない。

2ポイント取られデュースとなる。

相手がさわれないショットをこちらが打てば、相手も同じようなショットを打つ。

5度のデュースを経て、こちらのアドバンテージ。

強いショットをお互い打ち合う。

ここで相手も観客も予期しなかったドロップショットを打つ。

これには相手も間に合わず、見事このゲームを制す。

続くゲームは取られるものの、その後はサービスエースなどもあり、3ゲームを連取し4-4で追いつく。


試合の途中、隣で戦っていた鈴木が負けてしまう。

よって高橋が勝てば初戦突破、負ければ初戦敗退である。

しかし戦っているのは彼女だけではない。

出場している選手、応援にきた生徒、保護者、監督、顧問も一緒に戦っている。

そして負けてしまった鈴木も自らベンチに入り、一番近くで声援を送る。

その後もお互い譲らない。両者の実力は拮抗している。


14ゲーム目を高橋が取り7-7とする。

先に2ゲームを取った方の勝利。

15ゲーム目を無事キープし、迎えた第16ゲーム。

両校だけでなく、他の学校や記者も注目している。

精一杯声をだし応援する人、固唾をのんで見守る人など様々である。

15-40で高橋のマッチポイント。

高橋が打ったショットは、ライン付近に落ちる。

インかアウトか。一瞬会場が静まる。

判定はラインぎりぎりでイン。


見事勝利をおさめ、団体戦初戦を勝利で飾る。

最後はベンチにいた鈴木と抱き合った。

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続く2回戦は、沖縄県代表の沖縄尚学高校との試合であった。

ダブルスはシーソーゲームであったが、最後は7-9で負けてしまった。


シングルス1も5-8で敗れ、残念ながらベスト16には届かなかった。

しかし最後まであきらめず、大成高校テニス部らしいチーム力が発揮された、最高の大会であった。


残るは個人戦。3年鈴木が本当に最後の大会に挑む!