2024年8月28日(水)から9月1日(日)にかけて、東京都芸術劇場で第37回東京都高等学校文化連盟書道展が開催されました。

審査の結果、以下の受賞をしましたので、ご報告させていただきます。

 

■教育委員会賞(3年の部)

3年の部

・名雪裕太(東京都1位)

・和田安以(東京都7位)

 

■推薦賞(1~2年の部)

・井澤恋

■奨励賞(1~2年の部)

・石田美宇

 

  

 

■名雪裕太

この度、灌頂記の臨書で「東京都教育委員会賞」を頂きました。
この作品が高校最後の出展となるので、悔いが残らないようにと楽しんで書きました。
作品は私が3年間学んだ中で最も好きな書風を使い、掠れや線の強弱などの今まで学んだことの集大成を発揮するよう意識しました。毎日毎日頭を捻りながら作品に打ち込んでいたため、賞という形の残る物を頂けて非常に嬉しいです。 

 

■和田安以

この度は「東京都教育委員会賞」を受賞しました。二年連続で同じ賞をいただけてとても嬉しいです。今回は創作で、集大成として私らしい作品を作りたいと思い「朱墨爛然 一筆入魂」という二つの四字熟語を書きました。私の書道への向き合い方を表した言葉です。龍門造像記の力強い線質と造形を意識し、試行錯誤しながら制作しました。満足のいく作品が書けたこと、評価していただけたことは自信に繋がりました。今後も大学で書道を学ぶ身として精進していきます。

 

■井澤恋

この度は「推薦賞」を受賞しました。高文連で初めての賞だったため嬉しく思います。作品は創作で「狼煙」と書きました。飛白体という書体を元に筆を6本連ならせ、線を強弱をつけて工夫して書きました。思いのままに書いた作品が良い結果に繋がって良かったです。この経験を糧に来年も頑張っていきたいと思います。

 

■石田美宇

この度、祭姪文稿の臨書で「奨励賞」を頂きました。書道をより頑張りたいと思った中で取れた賞なので嬉しく、一層思い入れが強いです。臨書されることの多い箇所を選び、技術、表現力ともに向上させようと枚数を重ね、とても悩みました。この古典の特徴の力強さや自由さ、特に掠れや配置に気をつけました。自分らしい作品とはなにか考え、見つめ直す機会になったと思います。支えてくれた先生や先輩方、友人にとても感謝しています。これからもより精進していきたいと思います。