理事長・校長から

理事長・校長から

Message from the Chairman / principal
学校法人大成学園 理事長 川平悦郎

歴史と伝統を守り
これからも大成学園を発展させます

学校法人大成学園 理事長
川平 悦郎

大成学園は1888(明治21)年に杉浦鋼太郎先生によって創立され、1897(明治30)年に設立認可を受けて開校し、120有余年の歴史を刻んできました。現在は1946(昭和21)年から東京都三鷹市に所在し、日々の教育活動に取り組んでおります。

 

校名の由来ともいえる「大器晩成」は在学中の学習体験によって、時代の流れを見極め、焦ることなく、社会の一員として様々な分野で活動・活躍できることを期待している言葉といえます。

 

教育活動は常に新しい手法や学びを取り入れていくことが求められる現状にあると言えます。ほぼ10年ぶりの改定となる「主体的・対話的で深い学びを念頭にした」高等学校学習指導要領改訂の実施が近々に予定されております。また、5番目の社会と言われる「ソサエティ5.0」が未来社会のコンセプトとして教育界でも注目されております。このように新しい学びの流れ、現代社会の変化に応じた教育展開に敏感にありながらも人生の礎となる高校生期だからこその基礎基本となる学力を修得することの努力を継続し、将来に向けた揺るぎない知識と創造力を生徒一人一人が構築していける教育を目指してまいりたいと考えます。

 

まさに「不易流行」の考えを模索しつつ実践し、学園の更なる発展を目指します。生徒や教職員、保護者、近隣地域の皆様、同窓会の皆様方のご理解とご協力を賜り、さらなる歴史を積み重ねてまいります。

 

 

大成高等学校 校長 前畑光男

新たな時代を切り拓く、学びの匂いのする学校を目指して

大成高等学校 校長
前畑 光男

本校は、ここ三鷹市に校舎を構えてからの70年、武蔵野の大地へしっかりと根を張り、次世代を担う若者の育成に取り組んでおります。

校名の由来とする「大器晩成」は、将来、社会の一員として様々な分野で活動・活躍できる本校生徒への期待であり、無限の可能性を広げる役割と責任を担う本校の使命でもあります。

特に、コロナ禍による社会変動は、遅れていた教育分野のデジタル化を加速させたことで、ICT機器やオンライン授業の活用など、学校・家庭を問わない継続した学習環境が整備されました。そのため、学校教育も経験則に頼ることのない、時代と共に求められる新しい手法や学びをもって生徒の育成を図らなければなりません。

一方では、コミュニケーション能力の低下や希薄化する人間関係も懸念されており、学校行事や部活動等の特別活動を通して、豊かな人間性や社会性も求められています。まさに、高校生活は、学力と人間力の育成をもって充実させることがとても重要となります。そこで本校は、成長過程にある生徒と真摯に向き合い、全力で寄り添い、集中、活用、対話、連携、挑戦など、生徒の主体性を発揮させることで学校全体に学びの匂いが充満する取組を積極的に展開してまいります。

学校の課題が多様化・複雑化しようとも、生徒、保護者、教職員、同窓会、そして近隣地域の皆様との連携を強化した学校チーム力をもって解決を図り、歴史と伝統を受け継いでいく所存です。