昨年に行われたチャレンジャーズカップに関する結果報告。

〔 結果 〕

予選トーナメント1回戦    vs 専大松戸(千葉県)  ○25-11

順位決定トーナメント決勝  vs 都清瀬(東京都)   ○23-9

決勝トーナメント 準々決勝 vs 都国分寺(東京都)  ○22-20

            準決勝  vs 都国立(東京都)    ○24-17

            決勝   vs 越谷南(埼玉県)   ×14-22(準優勝)

ベスト7(優秀選手)選出 → 千葉(2CP) 川村(2CP


「駒沢体育館へ行こう!」

これが、今年の冬の大成高校ハンドボール部の合言葉であった。「駒沢体育館」はハンドボーラ―にとって、聖地とも言える体育館。普段より駒沢体育館で多く練習をしている生徒たちも、未だ駒沢体育館で実際に試合をしたことはなし。必然的に「駒沢体育館で試合をしたい」これは、部員全員の目標となった。

だが、道のりは険しい。本校ハンドボール部が駒沢体育館で試合ができる条件は、大会会場の関係で「最終日まで残ること」のみ...。そのためには、秋の新人戦で上位に入ったシード校を倒さねばならない。

山場は準々決勝の都立国分寺。都立国分寺は東京都西選抜にも選出されているエースを中心に秋の新人戦ではベスト16に入った強豪。奇しくも昨年度のこの大会で負けた相手でもある。



「守って、走ろう。走ることができれば、負けない」



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秋の新人戦ではまさかの2回戦敗退。そこからチーム全員で取り組んだことは、「走る」こと。



「いやになるほど、走りました...。」

主将の千葉君は語る。1点負けた状況で迎えた後半、チームは躍動する。トップDEFに入った川村君のカットから、試合を決める一点を決めたのは、そんな秋のどん底の状態を支えた千葉君だった。



「国分寺戦、都立国立戦と前半負けている状況から、後半に巻き返せました。秋よりも少しは成長した気がします。」



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1229日駒沢体育館で迎えた決勝戦。相手は埼玉県ベスト8の強豪である越谷南。失うものは何もない本校ハンドボール部は躍動する。菊田君のカットイン、森田君の粘り強いDEFなど、見せ場はつくった。しかし、相手は多くのハンドボール経験者を擁する強豪校。終わってみれば14-22の完敗であった。



「決勝戦は楽しかったです。相手も強かったです。でも何よりも悔しかったのは、駒沢体育館に来たことに満足してしまった自分たちの弱さです。もう一度、自分たちを見直して、一回り成長して、春、ここに帰ってきます。」



主将の千葉君は試合後、そう語ってくれた。



試合が終わった後、駒沢体育館には本校ハンドボール部の練習する声が響き渡った。「この子たちなら必ずここに帰って来られる...。」そう確信させる光景であった。

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