先日まで行われた令和7年度東京都高等学校総合体育大会兼全日本高等学校ハンドボール選手達大会都予選の結果を報告いたします。
1回戦 都小平南 〇26-20
2回戦 日大二 〇29-13
3回戦 都国立 〇27-26(ベスト16進出)
4回戦 早稲田実業 ×17-18
3年生最後の大会が始まりました。インターハイ予選は3年生の引退が懸かっているということもあり、楽な試合は1つもありません。
初戦の相手は都小平南。慣れない土のグラウンドということもあり、本校はなかなかうまくゲームを作ることができません。一方、相手は思い切ってプレーをしてきます。本校はノーマークを作るものの、シュートを決めきれずに劣勢の展開が続き、前半10分で3-7とリードを許します。戦術を修正し、エンジンのかかった本校は反撃を試みます。キャプテン秋山(3年)だけでなく交代で入ったPV田島(2年)、RW滝澤(2年)など下級生が仕事を果たし同点に追いつきその後逆転。後半はDFが機能し速攻の展開を作ることで優位に試合を進め、26-20で勝利。
2回戦は日大二。本校体育館で開催された試合には、サッカー部も応援に駆けつけてくれました。前半からゲームの主導権を握り、優位に試合を進めていきます。スタメンの選手だけでなく、後半にはケガから復帰したPV舟越(3年)も得点を決めることができ、良い雰囲気を作ってゲームを終えました。
ベスト16が懸かった3回戦は都国立。本校は中盤まで試合を有利に進めていきます。しかし相手も最後まで諦めません。後半最初には20-10と10点リードしている時間帯もありましたが、パスカットやDFの修正で相手が勢いに乗ります。一方の本校はシュートミスなどでうまくリードを保つことができませんでしたが、最後には逃げ切り辛勝しました。




ベスト8決定戦は早実との対戦です。新チームが始まってから何度も練習試合を行い、お互いに切磋琢磨しながらここまで成長してきた相手です。試合は両者緊張もあり、中々得点が決まらない展開が続きます。キャプテン秋山、LB磯野(3年)などで得点しますが相手も引きません。前半はお互いに守り合いの展開が続き、9-9と同点で前半を終えます。迎えた後半、キャプテン秋山を厚くマークする相手DFを攻略し、RB天野(2年)などの活躍で後半残り10分17-13とリードします。しかし早実も最後まで諦めません。DFで粘り、速攻をしかけて残り1分で17-17と同点となります。終了のブザーが鳴りノータイムフリースロー(最後の1投)が相手に与えられ、守れば同点のまま延長戦にという所でしたが、ほんの僅かなDFの隙間を越えて相手のシュートが決まり、17-18で試合終了。倒れ込む本校選手達と、歓喜の輪を作る早実の選手達。緊迫した試合の幕切れは劇的なものになりました。
秋季大会と春季大会のリベンジ、またベスト4には届きませんでしたが、3年生は最後まで走り切ってコートを去りました。人数が少ないながらもよく努力し、ここまでの結果を残すことができたと思います。ここまで応援していただき、ありがとうございました。

3年生の姿を胸に刻み、新チームが始まります。目標は変わらずに東京都ベスト4進出です。これからも大成高校ハンドボール部の挑戦は続きます。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。