6月7日(土)、前回までの記事を寄稿してくれていた3年生の生徒から、「クラブ通信のネタになりそうなことをやるんですけど、来ませんか?」とお誘いがあり、放課後の活動にお邪魔しました。

何があるのかなと思って話を聞いてみると、この日は翌日の旅行に向けた事前ミーティングとクイズ大会があるとのこと。

 

 

前半は顧問の先生によるミーティングで集合場所や行き方を確認します。明日のお出かけは埼玉県の秩父・長瀞エリア。普段使わない路線の駅で集合・解散するため、自宅最寄駅からの乗り継ぎを調べ、「不安な人がいたらまとまって移動しよう!」と声を掛け合いました。また、観光スポットを徒歩で移動することも踏まえ、「水分は多めに持っていこう!」とのアナウンスも。特に1年生は今回が2回目の旅行だそうで、前回の振り返りも含めて念入りに注意事項を確認しました。

 

後半は部員が自分たちで企画した「秩父・長瀞クイズ大会」

お手製くじびきでグループを分け、スライドも投影して準備完了。司会進行の2人を抜いた35人に顧問を1人加え、教室内を4人×9グループに分けました。今回の作問担当者は2・3年生有志とのことですが、豆知識の出典には日本史の便覧も含まれるらしく、「オレ世界史選択なのに!」という声が。中学校の歴史や1年生の歴史総合で触れていたり、事前に観光マップを読んできた生徒もいたりするので、実際そこまで有利不利はないようですが・・・

「優勝チームにはスポンサーからアイスの提供があります!」とのアナウンスに、目の色を変えて真剣に答えを考え始める部員たちでした。

 

 

クイズは名所旧跡の読み方や季節の景物に始まり、だんだんと難易度がアップ。かつて秩父で盛んに行われていた養蚕業の話題から派生して、生糸の輸出と収入の依存に触れ、デフレーションの解説が始まる場面もありました。出題が日本史に偏らないようにとの配慮でしょうか。

全部で19問のクイズに挑戦し、ラストは秩父市の人口を当てる近似値クイズ。一発逆転の大チャンスに、最後まで大盛り上がりの様子でした。

 

 

ちなみに、優勝チームにはこのあと顧問の先生からアイスの差し入れがあったほか、最下位チームは明日使う三脚を預かる係になったんだとか・・・

旅行そのものと同じくらい事前準備に力を入れるのが大成の「旅研」。ちょっとニッチな知識も仕入れて、秩父旅行へのイメージトレーニングは完璧です。

 

それでは、気をつけていってらっしゃい!

 

【文・写真/企画広報部】