「進路の日」 2日目は、1年生が対象です。

大学や専門学校で指導をしている先生方をお招きし、いつもとは違う【90分×3時間】の時間割で、授業を体験します。

今年開講されたのは全部で94講座!日本一講座数が多いイベントです。

残念ながらすべてを紹介することはできませんが、いくつかの講座を、受講した生徒達の感想と合わせて紹介します。



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【「読む」とは何か】(武蔵野大学文学部日本文学文化学科 宮川先生)

谷川俊太郎「みみをすまして」、吉野弘「夕焼け」の2つの詩を題材として、文学を読む時に気をつけるべきポイント(作者の意図、語り手の視点)を確認しました。

実際の大学文学部の授業そのもので、難しい内容でしたが、意見も一人ひとりしっかりと出し、文学部を希望する生徒にはとても参考になる授業でした。

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〈生徒の感想〉

一つ一つの文にそれぞれ違う意味があって、同じ言葉でも前と後ろの文で全然違う意味になると教わりました。

これからは、言葉の意味を考えながら読んでいきたいと思います。



【体つくり運動】(東京女子体育大学体育学部体育学科 小野田先生)

セルフコーディネート(自分の身体の状態をどのように把握し、どのようにコントロールするのか)と、体力トレーニングについて、実技を中心に学びました。

慣れない動きに戸惑っていましたが、少しのトレーニングで体の状態が変化することを実感し、驚いていました。

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〈生徒の感想〉

音楽に合わせて楽しく体を動かすことができたので良かったです。

また、普段何気なく行っているストレッチは、実はとても重要なのだとわかりました。

今回行ったことを家でも継続して行いたいです。



【司書の仕事】(鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科 角田先生)

司書の仕事にはどのようなものがあるのかを中心に、図書館や本について幅広く学びました。

後半はペアを組み、本のカバー(ジャケット)や帯の役割を考える、本の背につける番号を考えるなどの実習を行いました。

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〈生徒の感想〉

明るい先生で、司書について詳しく教えていただけました。

知らないことや専門的なことまで知ることができ、司書の仕事も少しだけ体験することができてよかったです。



【保育園ごっこ】(東京工学院専門学校幼児教育学科こども学科 小倉先生・森池先生)

保育・幼児教育の仕事の内容について学んだうえで、手遊びや赤ちゃんのだっこのしかたなど、保育士の仕事を体験しました。

手遊び体験では難しいながらも、楽しく取り組んでいました。

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〈生徒の感想〉

保育士・幼稚園教諭になるために大切なこと、必要なことなど、初めて知ったことが多くあり、とてもいい勉強になりました。

実際に体験することで、より学ぶことができたのでよかったです。



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進路の日が終わると、あと1か月ほどで進級を迎えます。

今日の体験を、春休み中や来年度に進路を考えるきっかけにしてほしいと思います。