6月18日(水)の4時間目。ロングホームルーム(LHR)の時間を使って、モザイクアートの作成を行いました。

最初に文化祭実行委員長が全校放送にて作り方を説明し、そこからは各クラスでの作業タイム。

1人1枚ずつ割り当てられたマス目付きの用紙を広げ、1.5センチ四方の小さな紙片を工作ノリで貼り合わせていきます。

 

 

このカラフルな紙片は折り紙を細かく切ったもので、文化祭実行委員会をはじめとした各委員会の生徒が協力し、全校生徒分をあらかじめ準備してくれています。

文化祭実行委員たちがクラスごとにきちんと必要な色と枚数を数えてから配布してくれているというのに、なぜか争奪戦が始まってしまうのは毎年のこと。

誰が一番早く貼れるか、誰が一番きれいに貼れるか、小さな紙切れをめぐっても大成生はとにかく真剣勝負なようです。

 

 

「私の紙、半分以上黒のマスなんだけど!」

「カラフル過ぎて終わらない!単色組ずるい!」

・・・色数が多くても少なくても騒がしい彼らですが、できあがる図案は大成祭当日のお楽しみ。

全体像を把握しているのは文化祭実行委員だけなので、自分の紙と友達の紙で配色が違えば違うほど、「どんな絵になるんだろう?」という期待もふくらみます。

 

担任おすすめの作業BGMが流れているクラスもあれば、元気があり余ってアカペラ合唱がBGMになっているクラスまで。

紙片を1枚1枚貼り合わせて作り上げるモザイクアートは、1日1日の積み重ねで形作られていく高校生活そのもの。

となれば、指先につまんだ小さな1枚も、彼らの高校生活の小さな1ページです。

 

秋のお披露目がいっそう待ち遠しくなった、梅雨時の一コマでした。