1学期の期末試験が終わり、生徒は成績の発表を待つだけとなった終業式前の連休。そんな中、7月10日(木)に野球部が第107回全国高等学校野球選手権大会の西東京大会に出場し、1回戦で武蔵村山高校と対戦しました。

 

会場となったスリーボンドスタジアム八王子は雲一つない晴天で、梅雨明け前ながら既に気温は夏本番。本校からの応援団には吹奏楽部、チアダンス部に加えてサッカー部も名乗りを上げ、保護者の方々と共に3塁スタンド席を埋め尽くしました。1塁側の人口密度をはるかに上回る応援団の気合いが届いたのか、試合も3点の先制で順調な滑り出しでした。

 

【写真ギャラリー】野球部顧問から提供された写真も含め、当日の様子をたっぷりお届けします!

 

気温が上がっていく中、追加点を重ねながら堅実な守りで相手の反撃を2点に封じ、そのままよい流れで5回まで終了。しかしクーリングタイムを挟んだ再開後、このまま逃げ切れれば…と期待が見え始めていた8回裏に3点を返され、一気に6-5と緊迫した試合展開に。スタンド全体が祈るように見つめる中、9回表に大成打線も反撃に転じ、相手のミスに乗じて連打を集めて一挙に6点をもぎとり、その勢いのまま12-6で勝利を収めました。

 

 

あらためて応援団の顔ぶれを見ると、タオルや帽子をかぶったり、頭に氷袋を載せたり、紙コップでこまめに水分を補給したり。

校長先生や理事長先生からの差し入れもあり、すべての生徒ができる限りの熱中症対策をして、スケッチブックの指示に応えていました。

ちなみに、試合中ひときわ盛り上がる応援歌があるなと思ったら、その場のリクエストで急遽演奏された曲があったそう。昨年の応援歌を覚えていたサッカー部に、予定になくても暗譜で合わせた吹奏楽部と、当然のように振り付けを揃えたチアダンス部。3つの部活が力を合わせた、大成らしい応援の一幕でした。

 

 

 

そのほか、3塁側に行かず、敢えてマウンド近くの内野席で応援していた大成生たちも発見。今年の1学期はサッカー、男子バスケ、チアダンス、合唱、ハンドベルと、都合がつく限りいろいろな部活を撮りに行きましたが、どこへ行っても必ず見かけるのは、他の部活の仲間たちが見に来ている姿でした。

互いに応援しあおうという優しい心意気が、今年も「部活動が盛んな」チーム大成を支えてくれています。

 

こうして、他の部に先駆けて始まった野球部の夏。来週行われる2回戦へのエールを込めつつ、かわら版の記事ではちょっと珍しい、学校行事以外での大成生の様子をお届けしてみました。

 

 

【おまけ】

写真は昨年のものですが、日直業務や部活指導で出勤していた学校待機組の先生いわく、今年の職員室にも入れ替わり立ち替わりで中継応援組がいたとのこと。チーム大成の仲間として、教員陣も生徒たちに負けない熱量を持っています。