8月2日(日)池坊東京会館にて『花の甲子園』関東大会(Bブロック)が開催されました。
この大会は、高等学校で池坊いけばなを学ぶ生徒3人が1チームとなり、制作した作品を発表する公開コンクールです。
花材は直前まで知らされず、配布された13種類の花材と持込み花材1種類を使って30分で即興で生け込みます。
今年のテーマは「私の花」。
3年生女子部員の作品は花材の表情をよく見極めた上で、バランスの良い落ち着いた作品となりました。
自身に見立てた向日葵の花を堂々といけ、その周りには友人や先生方をイメージした色とりどりのお花がいけられています。

続いて、2年生女子部員の作品。持ち込んだ美しい水色の変形花器を使ったアイディア自由花です。
枝や葉は伸びやかに、花や実は中心で可憐に目を引く作品となりました。

最後に、1年生男子部員の作品になります。
この大会では生け込みの後、1人1分間のプレゼンを行いますが、本人曰く「蕾を取り入れることでこの姿が完成系ではなく、今後いろいろな経験を通して成長する未来の私を表現しました」とのこと。
そして「成長過程を楽しめるのが華道のいいところ」と本人も結んでいる通り、本当にこれからが楽しみな丁寧な作品に、審査員の方からもお褒めの言葉をいただきました。

結果、初出場ながら4位入賞の快挙を成し遂げることができました。
喜ぶ部員、そして、今年度より新しく本校の指導者になられた先生の目には涙が。

実は、指導者の先生も高校時代に同じ大会に出場し悔しい思いをした過去がありました。
今回、生徒たちがチームにつけた「継花」という名前も、その想いを受け継ぐという意味が込められていたのです。
アイディア自由花で使った変形花器も、指導者の先生が、かつて大会で使ったものでした。
高校生らしい素直な想いが紡いだ結果に、華道の素晴らしさを垣間見た大会となりました。
来年は全国大会出場を目指して頑張りますので、今後とも応援の程よろしくお願いします。
また、校舎内で華道部の作品をご覧になった際は、少しだけで結構ですので、立ち止まって、自然の美しさに想いを馳せていただけると幸いです。
