2回戦 大成高校 vs 野田学園高校

野田学園高校は2年前に開催された中国インターハイの優勝校、さらには第38回全国選抜テニス大会にて中国地区から初の日本一を手にした全国屈指の強豪校である。
(D1)  鈴木・高橋 vs 山口・宇都宮
お互い緊迫した様子でゲームが進み、デュースから2本連取して第1ゲームをものにした。つづく第2ゲーム、果敢にポーチに出て相手にプレッシャーを与える高橋さん、15-0先行、そして40-0からあっという間にブレイクして2ゲーム連取した。この勢いのまま第3ゲームを迎えるが、さすがは全国大会であり、個人戦に続き簡単にはゲームを取らせてもらえず、ゲームポイントを逃してしまい2-1となった。第4ゲームでは2ポイント連取し30-0と相手にプレッシャーを与える2人であったが、相手のボレー技術が非常に高く、難しいハイバックボレーをきめられ30-30と追いつかれた。そのまま2ポイント連取されゲームカウント2-2となった。第3ゲームを落としてしまったショックからなのか、その後、2人のミスが続き2-3、2-4とリードされるゲーム展開となった。4ゲーム連取され、流れは明らかに相手に傾いている様子。むかえた第7ゲーム、ここでゲームをとられるとあとがなくなり厳しい状況となるが、2人の底力を存分に発揮してくれ3-4にもちこんだ。その後さらなる勢いに乗りたかったが、一歩及ばず。チャンスは多くあったが、大事なところでポイントを取りきれず。ダブルスの技術力を見せつけられ3-6敗退、非常に悔しい結果となった。

(S1)谷本vs 倉橋
倉橋選手は今大会の個人シングルスベスト8という結果を誇る強敵である。谷本さんの安定感のあるストロークを武器に格上選手に挑んだ。
第1ゲーム、0-40から挽回し、ブレイクチャンスをつかむが、奪うことができずに0-1となった。
第2ゲーム、谷本さんのサーブ。サーブでチャンスをつくりだすことは難しいが、安定したストロークを生かして、ゲームカウント1-1とする。
むかえる第3ゲーム、40-15ブレイクチャンスをつかむが、2本とも落としてしまう。
デュース3回、5回目のブレイクポイントを谷本さんのリターンエースによってものにした。
続く第4ゲーム、さきほどのブレイクを生かし、サービスゲームしっかりとキープしたいところであったが、ラブゲームでブレイクを許してしまい、再び追いつかれてしまう。相手選手は、コートの中にどんどん入ってきて、強烈なストロークショットを打ってくる。さらには、前後左右に谷本さんを揺さぶり、持ち前の安定したストロークを続けることができず、ミスをさせられてしまう。
その後、ゲームカウント2-3、3-3となり、お互いに追いつき追いつかれ状態が続いたが、さすがは全国大会常連選手である。
第7ゲームから、相手選手の猛攻撃により3ゲーム連取されてしまい、3-6敗退、こちらも悔いの残る結果となった。

~結果~

2回戦は0-2敗退という結果に終わった。

今回、試合にでることができなかった佐藤(愛)さん、芳賀さん、出場メンバーのためにしっかりとサポートしてくれている様子が多々見受けられた。また、少ない人数の中でも、選手たちにむけて大きな声で応援をしている様子も見られた。

結果的には、全国大会常連校の野田学園の実力を見せつけられたが、試合中にたくさんのチャンスがあった。
しかし、強豪校は大切な場面でしっかりとポイントをとってくる。これは技術力、練習量の違いなのか、それとも経験値やメンタル面での違いか。
試合終了後、2年生の鈴木さん・高橋さんの涙がみられ本当に悔しい結果となったが、さまざまなことを選手たちは感じることができた全国大会となったに違いない。
次は3月の全国選抜テニス大会(博多)、この試合に向けてチーム一丸となって日々の練習に励み、がんばってもらいたい。
以上、結果速報でした。次の大会に向けて、また今日からスタートです。
これからも応援よろしくお願いします!