4月9日(木)の午後、教職員向けに「デジタルラボラトリー1・2」のお披露目会が行われました。
「デジタルラボラトリー」(通称:デジラボ)とは、本校の新しい学びの拠点として、西校舎4階の旧・パソコン室2部屋を、それぞれ全面的にリニューアルしたものです。


ノートパソコン内蔵型だった古いタイプの長机を全撤去し、新しく導入したのは移動式の机。代わりにノートパソコンは50台(2部屋合わせて100台)すべてを壁際の棚に収納し、空間を広く使えるようにしました。
大学のラーニングコモンズ等で多く見られるこの形は、人数に合わせて自由に組み替えられるため、よりスムーズなグループワークの実現に役立つと期待しています。
【参考】旧パソコン室の様子


そしてデジラボの目玉は、何といっても「3Dプリンター」と「レーザーカッター」。
PCやAV機器の一新だけでなく、これらを新しく設置したのも、今回のリニューアルにおける大きな変化でした。



本校はDXハイスクール採択校として、これからの社会に求められる生徒像を見極めながら、数理・情報分野を中心とした教育改革に取り組んでいます。
例えば、こちら・・・


スクーミーは、生徒がパソコンやデジタルデバイスを活用し、温度や明るさなど身の回りのデータを取得したり、例えば「鍵の閉め忘れを防止のためのシステム」といった身近な問題を解決するための制作活動を通して、IoT技術を学べる教材です。
直径5センチほどのオレンジ色のボード(IoTデバイス)にセンサーを取り付け、パソコンに接続することで、さまざまな測定や計測を行うことができます。
事前のプログラミング知識がなくても扱いやすい、安全で簡単なハードウェアであり、本校では「情報実習」や「情報II」の授業で活用しています。昨年は、KOKUYOとタイアップし、文具IoTを活用したシステム開発にも使用しました。
こうした情報機器を「使いこなす」ためには、ただパソコンに向かうだけではなく、人間にしか出せないアイデアを組み合わせて指示を出す主体性が必要不可欠です。
AIの利活用なども含め、仲間と協働しながらさまざまな技術に触れられるこの環境は、生徒の実のある学びに繋がると確信しています。
とはいえ、デジラボを使う場面は情報科の実習だけに限りません。
機材や備品の選定を主導した情報科の教員から説明を受けた後は、他教科の教員たちも実際の操作を体験して、授業での活用イメージを膨らませていました。





ガイダンスの後片付けや翌日の準備などもあったため、参加できたのはごく一部でしたが、各教科の教員が集まっていたことで、普段の授業スタイルの共有や機材の活用アイデアに関する議論も生まれ、とても有意義な時間となりました。
生徒による今後の活用事例もお楽しみに!
※「DXハイスクール」とは
情報や数学等の教育を重視するカリキュラムの実施と、ICTを活用した文理横断的な探究的な学びを強化する学校に対して、文部科学省が必要な環境整備の経費を支援する事業です。本校は2年連続で採択され、校内の学習環境向上に一層力を入れて取り組んでいます。

